海外で爆発的な人気を誇るBeRealが、
日本でも若者を中心に人気が出てきているようです。
はじめはあまり受け入れられなかったBeRealですが、
なぜ今になって人気がでてきたのでしょうか？
そこで今回は、BeRealの人気の理由や、その裏に潜む危険性について紹介します。
【BeReal】流行の理由は？
大学生の役8割が知っているBeReal。
その流行の理由が以下の3つです。
- SNS疲れ
- 本当につながりたい人だけになる
- SNS業界の変化
それぞれ詳しくみていきましょう。
SNS疲れ
最も大きな理由が若者を中心とした「SNS疲れ」だといわれています。
多くのフォロワーやいいね！など、常に数字を気にしながら過ごす毎日に、
飽きや疲れを感じる人が増えているようです。
BeRealでは、それらの数字を気にせずに、ありのままの日常を何も考えずに発信できます。
このラフな形態が注目されている1つの理由です。
本当につながりたい人だけになる
BeRealでは、ランダムに1日1枚写真を撮る必要があります。
（撮らない場合、相手の投稿も閲覧できない）
さらに加工や撮り直しをする時間がないので、
ありのままの自分を投稿することに。
結果的に、ある程度、私生活を知られても問題ない人だけの繋がりになっていきます。
不特定多数の目を気にする必要がなくなるので、利用している人も多いようです。
SNS業界の変化
ここ最近、大手のSNS提供会社が仕様変更などの変化に力を入れています。
特にX（旧Twitter）は大きく仕様変更がされており、
その変化になじめなくなったユーザーが新たなSNSを模索している状況です。
そんな流れもあり、新たなSNSとしてBeRealも注目されています。
ほかにも、かつて人気だった「mixi」も再評価の流れがあり、
利用者が増えているようです。
【BeReal】危険性がある？安全じゃないって本当？
今、注目を集めているBeRealですが、一方で危険性についても指摘されています。
一体、どんな危険性があるのかそれぞれ詳しくみていきましょう。
利用規約の危険性
BeRealの利用規約には、
「ユーザーが投稿した画像を30年間、どんな形にでも再利用できる権利がある」
と記載されています。
つまり、投稿から30年間は、あなたが投稿した写真を
BeRealの広告や投稿に使われる可能性があるということです。
このような利用規約は読み飛ばしてしまいがちですが、
利用開始と同時に規約に同意したとみなされるので注意しましょう。
個人情報流失の危険性
BeRealの撮影は、加工や必要以上の撮り直しを避けるために、
撮影時間が2分ほどしかありません。
慌てて撮影して、個人情報が分かるものなど、
投稿してはいけないものが写り込んでしまうと大変なことになります。
予め撮影アングルを大まかに決めたり、
どうしても都合が悪い場合は撮影を諦めましょう。
特に慣れないうちは、焦ってしまって意図せずに写り込んでしまう場合もあります。
意識的によく考えて撮影するようにしてください。
コンテンツの監視能力が低い
BeRealはコンテンツに関する責任を追わない姿勢を見せており、
大手SNSと比べると、コンテンツ監視能力が低いです。
なので、未成年に対する性的コンテンツやヘイトスピーチなどの投稿が拡散され、
無秩序状態になる可能性があります。
位置情報共有がONに
BeRealでは、最初から位置情報共有がONに設定されています。
この設定に気付かずに投稿していると、現在位置や住所がばれてしまう危険性があります。
投稿をはじめる前に位置情報共有をOFFにしておきましょう。
位置情報共有の設定
- 端末設定からアプリを選択
- BeRealのアプリから位置情報を選択
- 位置情報を「許可しない」に変更
端末からだけでなく、アプリ内でも
写真投稿時に「位置情報」の項目からOFFに設定できます。
どちらの方法でも大丈夫ですが、投稿時に忘れてしまうとそのまま投稿されてしまうので、
予め端末からOFFにしておく方がおすすめです。
サードパーティCookieが使用されている
BeRealでは、サードパーティCookieが使用されており、
アプリ内のユーザーの行動が通知され、最適な広告が表示されます。
現在のネットやアプリでは当たり前の機能になっており、
大手SNSでも導入されているので、気にしない人も多いと思いますが、
監視されている認識は持っておきましょう。
まとめ
今回は、BeRealの人気の理由やその裏に潜む危険性について紹介しました。
その結果がこちらです。
BeRealが人気の理由
- SNS疲れ
- 本当につながりたい人だけになる
- SNS業界の変化
BeRealの危険性
- 利用規約の危険性
- 個人情報流失の危険性
- コンテンツの監視能力が低い
- 位置情報共有がONに
- サードパーティCookieが使用されている
これまでと違った新たなSNSとして魅力的な部分も多いですが、
これまでのSNSと比べて危険性があるのも事実です。
一度公開してしまうと、完全に消してしまうのは不可能になってしまいます。
利用する前にしっかりと確認してから、利用するようにしましょう。