アニメ「推しの子」はつまらない?2.5次元舞台編の影響かも

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YOASOBIによるオープニング主題歌「アイドル」が話題の人気マンガ「推しの子」ですが、
先日も世界トレンド1位になって鮮烈なテレビアニメデビューとなりましたね。

そんな今、一番勢いのある「推しの子」ですが、
最近の漫画の内容に面白さを感じない読者もいるようです。

その大きな原因は、2.5次元舞台編にあるようです。

今回は、推しの子がつまらないという理由や、
4月からはじまるアニメについてご紹介したいと思います。

目次

「推しの子」がつまらないって本当?

推しの子は、単行本第1巻の売上が国内で1番になるなど大きな人気を集めた漫画です。

原作は「赤坂アカ」さん。

作画を「横槍メンゴ」さんが担当しており、多くのファンの注目にもなっていました。

しかし、最近はつまらないといった声が見受けられるようになりました。

その原因を調べてみると、以下の4点が原因のようです。

  • 舞台編がおもしろくない
  • アクタージュの劣化に見える
  • 作品の要素が多すぎる
  • キャラクターが崩壊している

それぞれ詳しく見ていきましょう。

舞台編がおもしろくない

推しの子の内容は、現在刊行されている分で7つの章に大きく分けられます。

  • 1章:幼年期編(第1巻)
  • 2章:芸能界編(第2巻)
  • 3章:恋愛リアリティーショー編(3巻~4巻)
  • 4章:ファーストステージ編(第4巻)
  • 5章:2.5次元舞台編(第5~8巻)
  • 6章:プライベート編(第8巻)
  • 7章:中堅編(第9~10巻)

この中で2.5次元舞台編はもっとも話数が長く、単行本5巻~8巻の冒頭まで続きます。

問題は、長さの割りに全体的な物語の進行がほとんどない点です。

  • アクアとルビーの父親について
  • ルビーのドーム公演について

など、話の根幹に関わるかつ、読者も気になっている部分に関しての進展がありません。

それらが原因で全体的により長く感じてしまい、つまらなく感じた人が多かったようです。

アクタージュの劣化に見える

2.5次元舞台編の比較対象としてよく出されているのが「アクタージュ」です。

アクタージュでも舞台に挑戦する場面がありますが、
そこでは主人公の演技に対する葛藤や、演者と役者の細かなやり取りが描写されていました。

それと比べると推しの子の2.5次元舞台編は少し描写が薄く、
アクタージュを読んでいた読者からすると物足りなく感じてしまったようです。

アクタージュは、少年漫画では珍しい役者をテーマにしており、
その内容の珍しさと深み、魅力的なキャラクターで注目されていた作品です。

しかし、2020年8月に原作担当のマツキタツヤさんが強制わいせつ罪の容疑で逮捕され、
8月11日分の掲載で終了となり単行本の発行もなくなりました。

作品の要素が多すぎる

推しの子には多くの要素が絡み合っている作品といえます。

簡単に主なものをピックアップしても、5つほどの要素があります。

  • アイドルとしてのサクセスストーリー要素
  • 男性が赤ちゃんに埋めれ変わる転生要素
  • 殺人事件の犯人を追うミステリー要素
  • 恋愛夢小説要素
  • 母親(推し)の仇を討つ復讐劇要素

これだけの要素をうまくまとめながら、話を展開していくのはかなり難しいですよね。

この要素が原因で話の内容にほころびがではじめてしまったのかもしれません。

それが、2.5次元舞台編からだといわれています。

それまではアイドルのサクセスストーリーと、
母親(推し)の仇を討つ復讐が大きな軸になっていました。

ですが、2.5次元舞台編から内容が少しズレていき、
その後は復讐劇の要素が強くなり、鬱展開も多くなります。

こういった部分が、読者のつまらないという声に反映されているのかもしれません。

キャラクターが崩壊している

キャラクターが崩壊しているという大きな原因は、
キャラクターそれぞれが自分勝手に行動している点が原因のようです。

特に「有馬かな」というキャラクターが身勝手だという意見が多く、
言っている事が二転三転しているのが原因だと思います。

また、アクアのどっちつかずな中途半端な行動も批判の対象になっているようです。

【推しの子】聖地は宮崎県!?

推しの子では、現実の場所が描写されている場面がいくつかあります。

その多くは東京都と宮崎県にあることが分かりました。

東京都の主な聖地

  • 渋谷警察署:3巻26話
  • 国会図書館:3巻28話
  • IHI STAGE AROUND TOKYO(作中ではH-H STAGEAROUND):5巻46話
  • バルバッコア 新宿店:8巻73話
  • 伊勢丹新宿店:8巻73話

宮崎県の主な聖地

  • 高千穂:8巻74話

アニメの放送前やアニメを見終わった後に、聖地巡礼するのも面白いかもしれません。

【推しの子】タイトル回収場面はどこ?

この作品のタイトル「推しの子」には、2つの意味があると、
作者の赤坂さんがインタビューで答えていました。

1巻を読めばわかるんだけど”推しの子”には2つの意味があって、1つ目が「好きなアイドルを推す」という意味で、2つ目が「推しているアイドルの子ども」という意味。
もともとアイドルをテーマにした作品を描きたかったから、このグループ名にしたんだよね。

引用元:https://tsutaya.tsite.jp/article/book-comic/599.html

タイトルの回収は、物語の序盤で主人公(ゴロー)が
「推しの子供」に転生する場面で回収されています。

その後、38話でも有馬かながアクアに放ったセリフ
「あんたの推しの子になってやる!」もタイトル回収の1つといえますね。

【推しの子】4月からのアニメはどんな内容?

2023年4月12日から推しの子のアニメが放送開始します。

簡単なあらすじ

地方都市で働く産婦人科医・ゴロー。
ある日”推し”のアイドル「B 小町」のアイが彼の前に現れた。
彼女はある禁断の秘密を抱えており…。
そんな二人の”最悪”の出会いから、運命が動き出していく──。

引用元:https://ichigoproduction.com/

産婦人科医のゴローが推しのアイドルの子供に転生し、
自分の母親となった推しの子(アイ)の秘密の真相に迫っていきます。

アニメの放送が1クール(3ヶ月)と考えると、
恐らく原作3~4巻辺りまでの内容が放送されると思います。

制作:動画工房

キャスト

  • アイ:高橋李依
  • アクア:大塚剛央
  • ルビー:伊駒ゆりえ
  • 黒川あかね:石見舞菜香
  • MEM ちょ:大久保瑠美
  • ゴロー:伊東健人
  • さりな:高柳知葉
  • アクア(幼少期):内山夕実
  • 有馬かな:潘めぐみ

主題歌

  • オープニングテーマ:YOASOBI「アイドル」
  • エンディングテーマ:女王蜂「メフィスト」

地上波放送ほか、各種動画配信サービスにて配信

まとめ

今回は、推しの子がつまらないという理由や、
4月からはじまるアニメについてご紹介しました。

つまらないといわれている原因のほとんどは、2.5次元舞台編でした。

特に以下の4つの点が不評に繋がっているようです。

  • 舞台編がおもしろくない
  • アクタージュの劣化に見える
  • 作品の要素が多すぎる
  • キャラクターが崩壊している

ですが、発行部数380万を超えている人気作品であり、アニメ化が決定した事からも、
未だにその人気は健在だと思います。

まだ作品に触れていない人はアニメをきっかけに、触れてみてはいかがでしょうか?

原作から作品に触れている人も、
アニメで漫画とは違った推しの子の魅力を感じられると思います。

アニメや原作の今後の展開についても楽しみですね。

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